お祝いのお返し「内祝い」のマナー
2020.10.21お祝いを頂いたらお返しをしなければいけないのはわかっていても、なにをいつまでにどうやって返していいのわからず、お祝い返しは悩むものです。マールブランシュでもご依頼が多い、「出産内祝い」や「結婚内祝い」の基本的なマナーを中心にご紹介いたします。
−お祝いを頂いたら−
お祝いを頂いたら、お返しを贈るのが原則・マナーです。
ただし、お返しが必要な場合と、礼状だけでかまわない場合があります。
お祝いのお返しを一般的に「内祝い」と呼びます。
内祝いギフトでは「消え物」と呼ばれるスイーツや実用品と呼ばれるジャンルが人気のジャンルとなっています。特にスイーツは可愛いパッケージの商品も多く、高級感を演出できますね。
−内祝いの種類−
【いただいた名目】結婚祝い(式を挙げない・招待しない場合)、出産祝い、入園・入学・進学祝い、新築祝い、病気・ケガのお見舞い(退院・完治した場合)など様々なお返しがあります。
−お返し(内祝い)をする時期−
通常贈り物をいただいた場合は、1週間から1ヶ月までにお返しを贈るのが適当でしょう。
−主な内祝いのマナー−
・結婚内祝い
結婚のお祝いは様々な関係の方からいただく事が多く、お返しには頭を悩ます事が多いと思います。
年下の人や職場の後輩など、目下の人からお祝いをいただいた場合は、半返しではなく受け取った金額と同程度のお返しをするのが一般的なマナーとなります。
1万円のお祝いをいただいたのであれば9千円~1万円程度のお返しを用意しましょう。
親族同士であれば高額なお祝いをいただく事もあります。その際は通常通りの半返しをするとかえって失礼にあたり、相手の気分を損ねてしまう恐れがあります。高額なお祝いへのお返しは3分の1程度の金額にとどめ、併せてしっかりと感謝の気持ちを伝える事が大切です。
品物にお礼を綴った手紙を添えるなど、品物を持参し、あいさつに伺うといったように、誠意を見せることが大切です。
友人や職場の同僚などから連名でお祝いをいただいたときは、受け取った金額を人数で割り、1人ひとりに個別で半額程度のお返しを用意するのが基本の考えとなります。しかし、金額が少ないときや「職場一同」のような大人数の連名のときは、1人あたりの金額が少なくなる事もあります。そのようなケースでは、お祝いを頂いた全員で分けられるお菓子などのギフトを代表者に渡すのもよいでしょう。
・出産内祝い
出産内祝いの金額の相場は、いただいたお祝いの半額、あるいは3分の1が相場とされています。親戚や両親など近親者から高額のお祝いを頂く場合もありますが、半返しにこだわる必要はありません。その代わりに、メッセージや赤ちゃんの写真を添えるなどして感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。目上の人からのお祝いは3分の1程度のお返しで問題ありませんが、金額がわかるような金券などは避ける方が良いでしょう。お返しの品はタオルや石鹸などの日用品やスイーツやコーヒーなどの嗜好品が喜ばれる傾向にあります。また、現金でお祝いを頂いた場合、現金や金券でお返しを用意するのは良いマナーではありません。タイミングは生後1カ月頃のお宮参りを無事に済ませた後で報告も兼ねて贈るのが一般的なマナーです。
忙しくてなかなか準備ができない場合でも、遅くとも生後2カ月頃までには届けるようにしましょう。
-内祝いを配送にする場合のポイント-
内祝いお送るタイミングは、出産後や新婚旅行のタイミングなどと被ってしまいがちです。直接渡すのが好ましいとされていますが、配送で直接届けるのも近年では多くなっています。そんな時は、細かい所まで気を配り、丁寧に送る事を心がけましょう。
・メッセージカードやのし紙を必ず付ける
お返しの品だけを郵送するのはあまりにもそっけない感じがしてしまいます。
メッセージカードで感謝の気持ちを添えるだけで印象は一気に良くなります。マールブランシュでは数種類のデザインをご用意しております。
のし紙は「世界一短い手紙」と言われております。感謝の気持ちをのし紙とお返しの品に託してみてはいかがでしょうか。目上の方などにはフォーマルなのし紙を付ける事をおすすめいたします。
・事前に連絡をしておく
コロナ渦において人と接する事を控えている方も多くいらっしゃいます。事前に贈り物を贈ったことを伝えておけば、宅配BOXや置き配などできる宅配業者も増えてきたので生活にあわせて受け取っていただく事ができます。
-最後に-
大切な方からいただいたお祝いのお礼に、感謝の気持ちを込めて贈るのが「内祝い」ギフトです。
贈るマナーに気を付け、相手あわせた素敵な内祝いギフトを選びましょう。
一番大切なのは感謝の気持ちです。
自分の気持ちが表現できる内祝いギフトを見つけてみてください。